日本は島国であり、海と山に囲まれた自然豊かな国です。でも、頻発する地震や台風、大雨による洪水や津波でもわかるように、日本沈没!とはならないと思いますが、日本は世界的にも自然災害の多い国として知られています。もしものことが起こった時、あなたはどのような行動をとればいいかシュミレーションができていますか。会社や自宅など、状況によっても変わってくるかもしれません。その時、自分たちには何が必要か、どんなものを準備しておけばいいのか、今のうちにしっかり把握しておくことが必要です。
防災グッズとひとことで言っても、その種類は幅広く、何から用意していいのかまったくわからないという人も多いと思います。食料なのか、懐中電灯なのか、とにかく何でもいいからと集めるのでは用途としてまとまらず、いざという時に無駄になってしまうものもあるでしょう。まずは基本として、避難の段階別に考えていくと準備がしやすくなるので、一覧を見ながら考えていきましょう。
防災の備えには0次から2次という段階があります。
0次とは、出先で災害に遭遇することを考え普段から持ち歩いているレベルの準備物です。「避難」の前段階とも言えます。
1次とは、災害が発生した後、避難するために持ち出す最低限の準備物です。玄関先などすぐに持ち出せる場所にまとめて置いておきます。
2次とは、被害が長期化した場合の備えです。ライフラインが途絶えても数日間過ごせるためにストックしておくものになります。
その他、夏と冬では避難した後に必要なものが変わってきます。暑さ寒さをしのげるもの、衛生を考えたもの、女性の場合は生理用品なども必要です。小さいお子さんのいる家庭は、子供に合わせた防災バッグの準備もしておくことをお勧めします。
一時避難用の防災バッグには最低限のものを入れておきますが、家族それぞれが持っていることで、多めに準備できるものもあります。軽食や簡易トイレなどはいくつあっても助かりますね。そして、まずはその日を乗り切るために、雨や寒さを防げるレインコートやアルミシートはあった方がいいです。急な非難のため怪我をしている場合もあるので、応急処置ができるセットも入っているといいかもしれません。必要なものが最初からひとまとめに販売されている防災バッグは、防災のプロが考えて作られているものも多いです。何を入れておけばよいか迷ったときには、そういったものを購入して、追加で足していく方法でもいいと思います。
FUJIKON+PLUSでは様々なタイプの防災バッグを取り扱っています↑↑↑
いつどこで被災するかわからないというのが災害の恐ろしいところです。会社など、自宅ではない場所で被災した時のことも考えておきましょう。大きな災害の時は帰宅困難になることも多いので、会社での滞在用と帰宅用で分けておくと便利です。自分のデスクやロッカーに入る範囲で用意しておきましょう。
また、そういったものを企業側が設備の一つとして設置しておくことも重要です。個人用だけでなく、社員の人数を考えて備蓄しくしておく食料やヘルメット、簡易トイレ、小型発電機や簡易ベッドなどもあると大変重宝します。まとめて購入しておけばいざという時に慌てることがなくて済みそうです。
自治体であれば、水害時の土のうや避難者のためのクイックシェルターも必要です。それぞれがそれぞれに合った方法で準備をしていくことが大切です。
防災グッズは定期的な見直しが必要です。とくに飲料水や食品は長期保存がきくものが販売されていますが、必ず期限を確認して「ローリングストック法(食べながら備蓄を回していく)を実行していきます。トイレットペーパーなどもギリギリになるまで購入しないのではなく、ストックの基準を決めて、残りが1パックになったら追加購入していくなど、備蓄の量を考えながらそろえておきます。
災害は恐ろしいものですが、備えをしっかりしていれば慌てることも少なくて済みます。家族や会社内でも話し合いの機会を作り、誰かに任せるのではなく一人一人が防災を意識して準備できるようにしておきましょう。