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新型コロナの新たな変異株「BQ.1.1(ケルベロス)」「XBB(グリフォン)」とは

1011日から日本国内への入国者数の上限撤廃や水際対策が緩和されております。
そんな中イギリスでは新たな新型コロナウイルス「BQ.1.1 (ケルベロス)」、シンガポールでは「XBB(グリフォン)」が急速に広まっていることをご存知でしょうか。

本日はどのような特徴があるのか、それぞれ現段階で解明されている事をお伝えいたします。

 

 

《目次》

 

 

新型コロナの新たな変異株「BQ.1.1(ケルベロス)」「XBB(グリフォン)」とは

 

BQ.1.1(ケルベロス)

オミクロン株の亜種で、非常に感染力が強く8月に初めてイングランドで確認されました。
「BQ.1.1」のその強毒性から、現在幅広く見られる「BA.5」に代わって世界の主流になる事が懸念されています。
各国の医療関係者、免疫学者などが新型コロナウイルス「BQ.1.1」について注視しており、その注目は欧米諸国のみならず、アジア圏のタイでも注視をすると報告しています。
また、コロナは次々と変異を続けているので、「BQ.1.1」の出現は定期的なワクチン接種などのコロナ対策の継続の必要性を感じる事となっています。

 

「XBB(グリフォン)

XBB20228月にインドで見つかった*組換え体です。現在シンガポール、インド、バングラデシュなどでこの組換え体の検出数が増加しています。

特にシンガポールでは保健省のデータによると新型コロナの感染者のすでに約半数がXBBによる感染例と推定されています。シンガポールではケンタウロスと呼ばれるBA.2.75よりも広がる勢いが早く、BA.5よりも20%以上広がるスピードが速いと解析する専門家もいます。

また、ワクチン接種後にBA.5に感染した人でもXBBに対する十分な中和抗体は産生されていないという実験室での研究が報告されており、過去にワクチン接種をし、さらにオミクロン株に感染した人でもXBBには感染するかもしれない、ということが懸念されています。

*組み換え体とは

組換え体は、2種類以上の変異株に同時に感染することで、感染者の体内でそれらの遺伝子が混ざり合って発生するものです。

新型コロナウイルスはヒトだけでなく動物にも感染することがあるため、動物の体内で組み換えが起こることもあります。

 

BQ.1.1(ケルベロス)」「XBB(グリフォン)」の特徴は?症状は?

 

 

現段階では症状はこれまでのオミクロン株と同症状であると考えられております。

しかし、これまでに新型コロナに感染して得た免疫やワクチン接種によって得られた免疫をかなりの確率で回避する可能性があります。その為、ワクチン接種での感染予防がどこまで可能なのか、またそもそもの重症化度なども気になるので更なる分析が待たれます。

まとめ

 

BQ.1.1(ケルベロス)」「XBB(グリフォン)は免疫回避能力を備えていると注視されていますが、まだ不確定な点が多く世界中の医学者も何が待ち構えているか誰もわからないと語るほどです。
予測では遺伝子を他の病原体と交換する能力・変異原性も持っているのではという考えもあるそうです。

感染しない為に、感染させない為にしっかりと予防を行いましょう。

 

 

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