化学防護服は、なぜ必要か？
皮膚の構造は大まかに2層に分かれています。
表皮は水分の蒸発や異物の侵入などの外的環境から人体を守り、真皮との境界がクッションの役割を果たす構造になっています。
化学物質などは、皮膚表面の傷や毛穴、汗腺から体内へと侵入します。また、皮膚感作性物質はアレルギ‐性皮膚炎を引き起こします。化学物質が直接皮膚に触れた場合のダメージは大きく、火傷、炎症じんましんなど様々な症状を引きおこします。
つまり▼
作業現場におけるこれらのリスクを回避するためには
化学防護服を着用し、皮膚を防護することが必要です。

化学防護服は、どこで役立つか？
●化学防護服は、液体、固体などの化学薬品、有害化学物質等を取扱う際に透過・浸透による皮膚への損傷を防ぐことを目的として使用します。
化学防護服は酸、アルカリ、有機薬品、アスベスト、PCB、ダイオキシンなど有害化学物質に接触する危険性がある作業時の身体表面の保護に役立ちます。
●二次汚染の防止にも役たちます。

皮膚の防護に関連する法令
安衛則第594条
事業者は、次の業務では、労働者のために、塗布剤、不浸透性の保護衣、保護手袋または、履物など適切な保護具を備えなければなりません。
●皮膚障害を与える物を取扱う業務
●皮膚からの吸収・侵入により健康障害や感染をおこすおそれのある業務

■素材及び構造について
つなぎ服：ポリプロピレン(不織布)の裏地に微孔性フィルムがあり、暖かい温度での快適性に加えて、汚れ、グリース、汚れ、軽い液体の飛沫、およびこぼれから保護します。
通気性のためのSMSバックパネル 伸縮性のある袖口とフードが付属しているため、露出を減らすことができます。

※使用上の注意※
●本品は感染などを完全に防止するものではありません。
●直射日光・高温多湿の場所は避けてください。
●サイズが合わない場合は使用しないでください。
●肌に異常を感じた場合は、直に使用を中止してください。
●強くひっぱらないでください。
●乳幼児の手の届かない場合で使用・保管してください。
●火や熱源のそばに置かないでください。
●本来の用途以外にしないでください。